アメリカ最大の観光地ともいえるニューヨークは憧れの海外旅行先ですが、冬になるとキンキンに凍りついたような街の景色がメディアなどで連日報道されるほど、とても寒い場所なんですよね。その代わり、冬でないと楽しめないシーズン限定の観光場所もあり、楽しみ方満載です。
今回は気になる冬のニューヨークの気温や気候と、寒さを吹き飛ばしてホットにするニューヨークのおすすめ観光スポットを厳選してご紹介します。
Contents
冬のニューヨークの気温ってどのくらい?
出典:https://pixabay.com/
ニューヨークを冬に訪れた人は口を揃えて「寒い、寒すぎる!」と言いますが、実際に行ったことのない人はなかなか想像できないものですよね。
ニューヨークの気候は日本と同じように四季があるのですが、春と秋が極端に短く冬場は日本の東北地方並みに気温が下がるといわれています。
12月頃から一気に気温が下がり始め、1~2月で本格的な寒さを迎え3月下旬頃から春に日差しが暖かくなってくる、これが例年のニューヨークの冬なんですが、その気温はどのくらいなのでしょうか。
平均気温は、12月が最高16度、最低-5度と昼間と夜の温度差が大きくなります。また、ニューヨークは年間を通して降水確率が高く、気温が下がる12月頃から雪が降る日が続くなんてこともあるため、大雪のニュースが流れたりするんですね。
1月と2月は最高気温が平均5~6度、最低気温が-7度~10度前後に落ちるときもあり、日中と夜間の温度差はそれほど大きくありませんが全体的には日本の平均気温よりもだいぶ低いので寒さ対策を万全にして旅行をする必要があります。
ちなみに、ニューヨークを含め米国では日本の温度表示と違って「華氏」という単位が使われているので、気温を数字でイメージするのが日本人にとっては少し難しいんです。
華氏を簡単に計算すると「(華氏の温度表示-30)÷2=摂氏の温度表示」という考え方になるので、たとえば「華氏50度」だと「摂氏20度前後」ということになります。
ニューヨークの気温が「華氏30度前後」といわれたら摂氏でいう氷点下の気温なので、現地で天気予報などを見る場合には参考にしてくださいね。
冬のニューヨークにおすすめの観光スポット7選
特に1月、2月はかなり冷え込むニューヨークですが、お陰で旅行にかかる費用は年始を除くと全シーズン最安値になるので、結構お得な旅が出来るところがこの時期のメリットといえるでしょう。
1~2月は日中と夜間の温度差も少なく、常に寒いため各お店やビル、ホテルなど建物の中の暖房はかなり強めに効いています。
格安で行ける冬場だから楽しめるニューヨークのおすすめ観光スポットを厳選して7つご紹介するので、寒さを吹き飛ばしてリーズナブルで素敵なプランを立ててみてくださいね。
1.ロックフェラーセンター
出典:https://pixabay.com/
ニューヨークの顔として一年中、多くの観光客を集めるロックフェラーセンターですが、特に冬場はビルの前に設置された大きなクリスマスツリーに煌びやかなイルミネーションが点灯され、スケートリンクが開かれるため、本格的な冬の到来とともに楽しめる風物詩が盛りだくさんなんです。
また、ロックフェラーセンターの展望台は地上258メートルという高さにあり、北のセントラルパークから南のエンパイアステートビルまで、世界の中心地ニューヨークを一望できますよ。
2.タイムズスクエア
出典:https://pixabay.com/
もし年末年始に行けるなら、誰もがきっと一生に一度は参加してみたいと感じるニューヨークタイムズのカウントダウンに参加しちゃいましょう!
世界最大級の人が集まり、隣の見知らぬ人と抱き合って「ハッピーニューイヤー」と声を掛け合えるところがザ・アメリカンなカウントダウンは、とにかく大混雑ですが世界の中心で新年を迎えるなんてあまりにも素敵な体験ですよね。
カウントダウンの時期でなくても、タイムズスクエアはその景色を見るだけで大都会ニューヨークを連想させる有名な場所なのでここを背景にちょっと格好良くキメて写真を撮ると、記念にも残りますしお友達やご家族に自慢できること間違いなしですよ♪
3.セントラル・パーク
出典:https://pixabay.com/
夏場は上半身裸でお昼寝を楽しむ男性やサングラスと短パンで闊歩する女性など、ニューヨーク市民の憩いの場となっているセントラルパークは、毎年約3,500万人の観光客が訪れる世界的に大人気の観光名所でもあります。
よくメディアなどで見かける青々とした芝生が美しい公園の姿が、冬場になると一面銀世界になりキラキラと陽光に輝く雪が非常に綺麗なんです。冬の一時期しか見ることのできない景色なので、ぜひ普段とは違うセントラル・パークの冬を楽しんでみてくださいね。
セントラルパーク内にはオノ・ヨーコがデザインした「ジョン・レノン記念碑」があったり、美しく優雅な姿と周囲のストリーとパフォーマンスが楽しめる「ベセスダ噴水」など、見どころ満載!冬だからこそ混雑に呑まれずゆったりとした時間を過ごせますよ。
4.自由の女神
出典:http://www.publicdomainpictures.net/
米国の象徴「自由の女神」は言わずと知れた世界的観光スポットのひとつだけあって、12月から1月のクリスマス、年末年始シーズンは大混雑ですが、年始明けから3月初め頃までは夏などに行くよりは短時間で中に入ることができるんですよね。
自由の女神がある「リバティー島」までの船も、夏場は大行列が出来ていますが、11月下旬頃からクリスマス、年末年始を除く1、2月頃の冬場はすんなりと乗れることも多いようです。
ニューヨーク、そしてアメリカを一番感じることの出来る自由の女神の姿を、足元から本物の迫力を感じつつ内部からゆっくりとその展望も眺めたいという方はぜひ冬のシーズンオフ時期を狙って行ってみましょう!
5.ブロードウェイミュージカル
出典:http://www.broadway.com/
観ているだけで気分が高揚するブロードウェイミュージカルも、ニューヨークに滞在するなら一度は行っておきたい名物スポットですよね。
ただ、ブロードウェイミュージカルといえば演劇の世界最高峰だけあってチケットも非常に高額だったりして、なかなかチケットには手が出しにくいものです。
しかし、なんとシーズンオフで旅費や滞在費が全体的に安くなる1月、2月には、ブロードウェイミュージカルのチケット代金もとても安くなるんですよ!
ブロードウェイのチケットは毎年2回、9月と1~2月の期間だけ「2 for 1 NYC Broadway Week」というイベントで、「2 for 1」=「1枚のチケット代で2枚買える」ようになります。
普段の半額で観覧することが出来る、非常にお買い得な季節なので冬場にニューヨークへ行くなら1日はミュージカル鑑賞に時間を割くことをおススメします!
6.メトロポリタン美術館
出典:http://www.publicdomainpictures.net/
寒い季節だからこそ暖かい館内でゆったりと過ごせる美術館巡りに時間をかけるのも有意義な過ごし方ではないでしょうか。ニューヨークはビジネスの中心地でもあり、観光名所もたくさんありますが、実は美術館や博物館など興味深い芸術分野の観光地もたくさんあるんですよね。
特に世界三大美術館のひとつ「メトロポリタン美術館」はニューヨークを代表する美術館なだけに、夏場だったら観光客が多すぎて入館までの行列も大変、そしてなかなかひとつの絵画の前でゆっくり出来ないし、大柄な欧米人観光客に埋もれてそもそも絵がほとんど見られない(泣)なんてこともありがちです。
でも、冬場は観光客が減るため特に平日だとそれほどの混雑に巻き込まれることなく過ごすことができるので、穴場的スポットとしてオススメですよ。
7.アメリカ自然史博物館
出典:http://www.publicdomainpictures.net/
同じく暖かい場所でゆっくり出来るスポットとしてもうひとつ行っておきたいのが「アメリカ自然史博物館」です。映画「ナイトミュージアム」でもお馴染みの場所で、リアルに動き出しそうなマンモスや恐竜の化石、骨が展示されており、実寸大なだけに迫力満点ですよ。
日本ではなかなかお目にかかれない大規模な展示物の数々と、それほど英語が理解できなくても見るだけでおおっ!と感激できるため、お子様連れでも楽しめる場所です。
博物館には「ヘイデン・プラネタリウム」も併設されており、日本ではちょっと体験できないようなビッグなスペースショーを楽しめます。
お子様はもちろん大人もしっかりと堪能できて感嘆の声を上げてしまうこと間違いなしの見ごたえバッチリな場所なので、寒い季節にぬくぬくとしたスポットで宇宙の広さを満喫するのも賢い冬のニューヨークの過ごし方といえるでしょう。
冬のニューヨークは非常に寒くなるのでしっかりとした防寒対策が必要ですが、冬ならではの旅費が安い+滞在費が安い+観光客が少なめで美術館の混雑が緩和されている、などメリットがたくさんあるんですね。
年末年始に行くならクリスマスやカウントダウンを楽しめますし、それ以外の時期には効率的に観光名所を網羅できるので、事前にリサーチをしっかりとしておけば夏場に行く以上に楽しめるのではないでしょうか。街歩きのときは冬の名物ホットチョコレートを飲みながら、素敵な冬のニューヨークを満喫してくださいね。
コメントを残す